特殊清掃に関するホットニュース
東日本大震災では、大量のガレキや、使えなくなってしまいゴミとして処分するものが多く出ました。
そのようなガレキの撤去や清掃活動は、被災された方の心の支えにもなりました。
家屋を失った基礎の部分から、ガレキや土砂を取り出し、草刈りなども毎日行われています。
多くのボランティアの情熱や苦労のおかげで、今までとは違ったきれいな風景になります。
しかし、ボランティアの苦労の加いもなく新しく町を作る時には、せっかくきれいに清掃したところも、大きな重機で壊されてしまいます。
表面的には、無駄な清掃活動に思われてしまいますが、本当の清掃活動の意義は別にあります。
壊れてしまった家屋の持ち主も、もう少しすれば大きな重機によって更地にされてしまうことはわかっています。
しかし、今のこの現状をきれいにしたいと思うのです。
壊れた家屋を見ながら、見るも無産に変わり果ててしまった我が家を見ていることは大変辛いことだと思います。
ですから、ボランティアもその心情だけでも軽くしてあげたいと思って清掃活動をしているのです。
そして、多くの手伝いをしてくれているボランティアの人たちも賛同して清掃活動をしてくれています。
壊れてしまった家屋を清掃したときに、きれいになった家を見て「またもう一度頑張ってみるよ」という人もいました。
また「荒れ果てた家をまだ見つかっていない家族には見せたくなかった」と言う人もいました。
清掃活動をしている方も、街がきれいになることで被災された方たちに元気になってもらい、頑張る気力を持ってもらいたいと思っています。
復旧や復興のためには効率的にスピーディーに片づけてしまうことが良いことかもしれません。
ですが、被災された人たちと接しながら一緒に片づけることに意義があると感じています。
ボランティアは特別なことをするわけではありませんし肉体労働でもありません。
被災された方のことを思い、活動をするだけで良いのです。
また、富士山の清掃活動をしている人たちがいます。
しかし、清掃活動でゴミを拾って歩き、持ち帰って別の場所に捨てたのでは意味がないという人たちもいます。
本当に意味のないことなのでしょうか。
富士山が世界遺産にならなかった理由はゴミのせいだとも言われています。
樹海の中に不法に捨てられたゴミたちは、地下水や土壌の環境に悪影響を与えてしまいます。
私たちが生きていくためにも必要な地下水は、地球の環境にとっても大切なものです。
富士山に不法に捨てられたゴミを拾って分別してリサイクルされるものもあります。
ですから、清掃活動でゴミを拾うことは自然環境を守ることにもつながっています。
ですが、富士山を清掃してきれいにしたからと言って清掃活動が終わるわけではありません。
清掃活動を通して、自分たちの生活を見直し、自分は余分なゴミを出してはいないだろうか、分別はできているだろうかなど考えてみる機会を作っています。
ですから、富士山の清掃活動とは、清掃活動を通じてゴミを捨てない人やゴミを出さない人を増やす活動だと思います。
日本は、1年で東京ドーム約140配分のゴミを出しています。
重さに換算してみると3.7億トンにもなります。
この3.7億トンが毎年堆積されています。
大量のゴミを出すゴミ大国で、富士山に捨てられている大量のゴミは、ほんの一部でしかありません。
まずは、自分の生活を見直し無駄なものは買わない、もったいないの精神を持つことが大切だと思います。
ゴミを減らすことで環境への負担を減らし、地球温暖化をもたらしてしまう二酸化炭素の排出量を削減していくことが富士山の清掃活動をしている人たちの目標でもあります。
清掃活動を通じて、無意識に捨てられるゴミがどれだけ自然に悪影響を与えているのかを知り、そのことによって自分たちの生活を変えていくことができると思います。
世界に誇れるような富士山の環境を守るために、清掃活動が続けられています。
誰にも最後をみとってもらうこともできずに亡くなっていく高齢者が増えてしまっています。
一人暮らしの高齢者が、自分の部屋で亡くなってしまい、死後しばらくしてから発見されるような場合です。
孤独死と言う言葉は、阪神淡路大震災の後に新聞社が使い始めた言葉ですが、現在では高齢化社会が進む日本では孤独死が大きな問題の一つになっています。
そんなことが身近に起こってしまうと精神的なダメージは計り知れなくなります。
しかし、親族がいない場合にはどうするのでしょうか。
孤独死や自殺など特殊な場合の清掃をしてくれる業者があるそうです。
近所の人は、精神的なダメージに加えて、ニオイにとても敏感になってしまいます。
また、孤独死の現場を家族だとしても避けて通りたいと思ってしまいます。
ですから、そのような現場をきれいにもと通りに清掃してもらうことができるそうです。
特殊清掃では、遺品の整理や部屋の片づけなどいろいろなことをしてくれるそうです。
また、ゴミ屋敷のようなゴミを清掃する業者とは異なり、遺体の処理や葬儀についてまでの知識を持った人たちで清掃を行うそうです。
また、ニオイについてもオゾンを使ったりして抑えることができるそうです。
また、最近では家族や関係者に、迷惑をかけないように生前に特殊清掃の手配をしている人もいるそうです。
その他にも、高齢者へ物件を貸す場合には、オーナーがオプションとして盛り込んで賃貸契約をすることもあるそうです。
これからに時代には、特殊清掃業者のような人たちが必要になってきてしまいますが、少しでも孤独死を減らし、発見を早くすることくらいは私たちにもできるのではないでしょうか。
近所で声を掛け合ったり、洗濯物や新聞受けを見ていれば気づくこともあります。
そんな近所の付き合いが特殊清掃をする必要がない地域づくりなのかもしれません。
私も、近所付き合いはあまりしていませんが、身近なところから関心を持って接していきたいと思います。
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